お子さまを歯医者嫌いにさせないため、当院では緊急性が高い場合でなければ無理に治療しないようにしています。
痛みに対しても「大人でさえ痛い治療は嫌なのだから、お子さまはなお怖くて痛みも苦手だろう」と考え、痛みの少ない治療に努めています。歯科医院に行けないお子さまを一人でも多く減らすのが目標です!
痛みの少ない虫歯治療の一環として取り組んでいるのが「麻酔」です。本来、麻酔は治療の痛みを和らげるために使うのですが、麻酔注射の針に痛みを感じるお子さまも少なくありません。
そこでなるべく痛みを感じない打ち方を実践しており、当院では最初に歯ぐきへ表面麻酔を塗っています。事前に歯ぐきへ麻酔をかけてから注射をしますので、注射自体の痛みが減少します。表面麻酔の後、すぐに注射をするのではなく、歯ぐきにしっかり浸透するまで2~3分ほど待つのもポイントです。
さらに、より痛みを軽減できるよう、細いタイプの注射針や麻酔液の注入速度を一定に保つための電動注射器を採用。麻酔液は体温と同じくらいまで温め、刺激や痛みを感じにくい温度にしてから注入しています。
上記はすべて麻酔をかける際の工夫ですが、時にはお体へのご負担をかけないために「麻酔をしない」選択をする場合もあります。代表的なケースは、歯を削ってもあまり痛みが生じない小さな虫歯など。不必要に麻酔をかけることで逆にダメージを与えてしまいますので、麻酔なしで治療を行っています。
このような取り組みを通して、痛みや歯科の麻酔が苦手なお子さまも安心して治療を受けやすい医院をめざしています。
当院の院長は、障がいのあるお子さまを含め、これまで数多くの小児歯科治療に携わってきました。中には歯科医院に不慣れで、診療台に座ることすら難しい子もいます。
しかし、「お子さまにトラウマを植えつけたくない」「楽しく通えるようになってほしい」との思いから、強制的に治療を進めることはしません。まずは座るだけ、それができたら次は口を開けるだけ…といった形で、少しずつステップアップしながら歯科医院に慣れてもらいます。
当院にはママさんスタッフも在籍しておりますので、お子さまはもちろん、保護者の方の気持ちにも寄り添った治療が得意です。
小さい頃から歯科医院に苦手意識を持たないことが、生涯健康なお口を保つための秘訣だと考えています。だからこそ、親子で楽しく通院いただけるよう、小さなお子さま連れでも通いやすい医院づくりを行っています。
完全個室・半個室タイプの診療室はいずれも広めの設計で圧迫感がなく、親子でご入室可能です。院内はバリアフリー設計で、土足のまま上がれるのもポイント。ベビーカーやよちよち歩きのお子さまも無理なく足を踏み入れられます。
お手洗いにはおむつ交換台も備えているため、おむつが外れていないお子さまが一緒でも、いくらかご安心いただけるのではないでしょうか。
また、待ち時間を退屈せずに過ごせるよう待合室の一角にキッズスペースをご用意し、小さなお子さま向けにアンパンマンのビデオなどを流しています。
そして治療を頑張った後は、うれしいご褒美をお渡ししています。複数ご用意しておりますので、お好きなものを一つお選びください。
予防歯科ではお子さまの虫歯ゼロをめざし、虫歯を治すのではなく、そもそも虫歯ができないお口づくりに注力しています。幼少期にお口の環境を虫歯になりにくいように整えておけば、大人になっても虫歯のリスクが低い状態で過ごせるからです。
お子さまの大切な将来のためにも、虫歯や歯周病に悩まされないお口にしておきませんか?
当院では虫歯予防のメニューとして、以下の施術をご提供しています。
お口の状況に応じて、1~3か月間隔での定期検診とクリーニングを推奨しています。より適した検診のペースはそれぞれ異なりますので、院長がしっかり見極めた上でアドバイスをいたします。
定期検診では虫歯の有無はもちろん、歯並びや歯の生え替わりの状況も併せてチェック。そして予防のプロである歯科衛生士が、日々の歯磨きで落としきれない汚れをきれいに取り除きます。
クリーニング後には、歯の質を強化して虫歯にかかりにくい状態にする「フッ素」というお薬を塗ります。
当院では歯科医院専用の高濃度のものを使用しています。
生えたての奥歯の溝は大人の歯の溝に比べて深く、虫歯ができやすいポイントです。
これから先、長く使っていく歯を少しでも長持ちさせられるよう、当院では歯の溝を医療用プラスチックで埋める「シーラント」といった処置を実施しています。
シーラントは噛み合わせに影響するものではありませんので、不安なく処置を受けていただけることと思います。
虫歯予防と同じように、お子さまの歯並びも幼少期から注意を払うことが大切です。歯並びの問題を放置したままだと、将来的に大がかりな矯正治療が必要になってしまうかもしれません。
成長して歯並びが複雑になればなるほど矯正治療は難しくなり、お子さまの負担は大きくなります。しかし幼いうちに始める小児予防矯正は経済的な面だけでなく、治療中の痛みや食事・歯磨きの不自由さといった面でも、より少ない負担で治療を受けられます。
さらには治療後に歯並びが元に戻ってしまう「後戻り」も最小限に留めることが可能です。
当院では、お子さまの成長する力を利用して噛み合わせを正しい位置に導く「咬合誘導(こうごうゆうどう)」や、歯並びの悪化を防ぐ「予防矯正」を実施しています。いつから治療を始めるべきか、どの方法が向いているのかなどの疑問や歯並びのお悩みがあればお答えしますので、お子さまの歯が生え始めたらぜひ一度ご相談ください。
また、矯正治療に歯を抜くイメージをお持ちの方も多いですが、お子さまの場合はほとんどのケースが抜歯をせずに治療を終えています。お子さまのお口や歯は大人と違って成長過程にあり、成長する力を利用しながら歯並びや噛み合わせを整えられるからこそ非抜歯の矯正が実現するのです。
一方、咬合誘導や予防矯正ではお口周りの筋肉や舌の動かし方のトレーニングが必要な場合があり、お子さまご自身の協力が不可欠です。時には宿題を出すこともありますが、あくまで一人ひとりの性格や矯正治療への姿勢を踏まえて無理のない範囲で進めていきます。
矯正で使用する装置は、以下のようなものをご用意しております。
装置のねじを回しながら、上あごの縦・横方向の成長を促進させる治療です。真ん中についているねじをご自宅で毎日回し、あごの骨をゆっくり広げていきます。
負荷はそれほど強くなく、痛みがほとんどないのがメリットの一つ。さらに、こちらは歯が並ぶスペースを作るためにあごの骨にアプローチする方法ですので、従来の矯正治療のような抜歯は必要ありません。
口呼吸や正しくない位置にある舌、お口をぽかんと開けてしまう癖などを治し、あごを正常に発育・成長させることで正しい噛み合わせやきれいな歯並びに導く方法です。お口周りの機能がしっかり働くようになれば、歯並びとともにこうした症状も改善が期待できます。
マイオブレースやT4Kは「筋機能矯正装置」とも呼ばれるマウスピース型の装置です。こちらをお口に入れてお口周りの筋肉のバランスを整え、歯並びにアプローチします。マウスピースはやわらかい素材で作られていますので、お子さまも違和感をさほど覚えずに使用できるのが特徴です。また、幼いうちから治療を始めるため、抜歯を伴う大がかりな矯正治療はほとんど必要ありません。
取り外し式の装置を口の中に入れ、お子さまの成長に合わせて少しずつ歯列の幅を広げることで、自然な歯並びへと誘導する矯正方法です。
床矯正(拡大装置) | 330,000円 |
---|
治療の期間・回数:2年以上
リスクや副作用:装着時に多少しゃべりづらくなる可能性があります(2~3週間ほどで慣れます)。歯列を広げる過程で少し痛みを感じる可能性があります。装置を正しく装着しないと治療期間が長くなる可能性があります。
マウスピース型の装置を口の中に入れて、口の周りの筋肉を訓練する矯正方法です。
間違った舌の位置や口呼吸を改善することにより、正常なあごの発達、歯並びへと導きます。
マイオブレース(T4K) | 88,000円 |
---|
装置更新料(約1年毎) | 11,000円 |
---|
治療の期間・回数:2年以上
リスクや副作用:毎日のトレーニングを怠ると良好な結果が得られません。夜寝るときに装置をお口に入れておく必要があります。生涯の歯並びを保証するものではありません(成長により通常矯正が必要になる場合があります)。症状が改善されない場合は他の矯正治療(床矯正など)に移行する場合もあります。
※金額は税込み表記です。
お口の中を拝見し、歯や歯ぐきの状態を確認します。痛みのある検査はありません。
お子さまのお口の中がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
当院では、嫌がるお子さまを押さえつけてムリヤリ治療することはありません。そのため、お子さまご自身が納得して治療を受け入れられるようになるまでに数回の通院が必要な場合があります。
お子さまが治療に納得できたら、いよいよ治療を開始します。
虫歯ができないように、お子さまに歯磨きの練習をしていただいたり、保護者の方には食生活や日常ケアについてアドバイスをしたりします。
お子さまの健康を守るために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ▲ | ─ |
午前:9:00~13:00
午後:14:30~18:30
▲:14:30~17:30
※祝日がある週の木曜は診療しております。
休診日:木曜・日曜・祝日