歯周病や虫歯の原因は歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。
歯垢(プラーク)が形成されやすい原因としては、
・歯磨きが不十分である。
・唾液の分泌量が少なく細菌を洗い流す能力(自浄作用)が低下している。
・粘着性や糖分を多く含む食べ物や飲み物を摂取している。
・口呼吸により口の中が乾きやすくなっている。
などがあげられます。
これらの原因によって、細菌が繁殖し、歯周病や虫歯を引き起こします。
さらに歯周病を悪化させる因子として
・口呼吸や歯ぎしりなどの悪い習慣
・喫煙
・糖尿病などの全身の病気
・ストレス
・歯並びの状態や合わなくなった被せ物
があります。
特に歯周病菌は様々な全身疾患を引き起こすリスクを高めるといわれています。
歯周病菌由来の毒性物質が歯肉の血管から血液をとおして全身に回り、悪影響を及ぼすためです。
具体的には
・脳血管疾患、心疾患
・誤嚥性肺炎
・早産・低体重児出産
・糖尿病
・認知症
に影響するといわれています。
歯周病を予防することで、これら全身の疾患を予防することにもつながります。定期的に歯科医院を受診し、口腔内のケアを受けるようにしてください。